ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

CFD口座おすすめ比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

米雇用統計で波乱があったとしても米ドル安のトレンドは
利下げ観測を背景に変わらない! 米ドル安は既定路線と
みて問題ないが、次のブレイクまで慎重な対応を心がけて

2025年06月06日(金)15:06公開 (2025年06月06日(金)15:06更新)
陳満咲杜

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

【※FXおすすめ口座人気ランキングの情報はこちら!】
【毎月更新】FX初心者にもおすすめ! ザイFX!読者が選んだ人気No.1のFX口座は? トップ10にランクインした全口座を「FXおすすめ口座人気ランキング」でチェック!


米ドルは緩やかに下落、今晩の米雇用統計が急落のきっかけになる!?
波乱があっても、米ドル安のトレンドは変わらない

 もはや誰も米ドル安の進行を疑っていないなか、米ドル全体がじわじわ下値を切り下げている。ドルインデックスを見れば、一目瞭然だ。

ドルインデックス 日足
ドルインデックス 日足チャート

(出所:TradingView

 一方、米ドル安のスピードは緩やかで、ここから急落していくのに何らかのきっかけを待っているように見える。今晩(6月6日)の米雇用統計がそれに当たるかもしれない。

 もっとも、ADP雇用統計やISM非製造業景況指数など最近リリースされた米経済指標が総じて芳しくなく、マーケットはほぼ米9月利下げを織り込んでいる

 仮に今晩の米雇用統計が想定より良い数字だったとしても、利下げ観測を覆せない限り、波乱はあっても結局米ドル安の方向に進むから、トレンド自体は変わらないと思う。

5月29日高値の100.41をブレイクしない限り、ドルインデックスの持ち直しはない

 プライスアクションの視点をもってドルインデックスをみると、5月29日(木)の大陰線(下のチャートの矢印)が重要であったことがわかる。同大陰線はメインレジスタンスラインを再度確認した存在であった上、「弱気アウトサイド」のサインを点灯し、昨日(6月5日)の安値につながったわけで、支配力が大きい。

ドルインデックス 日足
ドルインデックス 日足チャート

(出所:TradingView

 換言すれば、5月29日(木)高値の100.41をブレイクしない限り、ドルインデックスの持ち直しはないと断定できる。目先ではそのハードルは高いと思われ、何らかの材料なしでは見込めないだろう。

 したがって、「底割れ」前における保ち合いの先行があっても、米ドルの頭が重く、また保ち合いの先行があった場合、下落トレンドをより「健全化」させる(要するに売られすぎの解消)側面が大きいから、出遅れた米ドルのショート筋にとって好機と捉えるべきだと思う。

米ドル/円は144円台後半~146円台前半のレジスタンスを早期に上回れない場合、「三尊天井」を完成させて、さらなる安値打診へ

 同じプライスアクションの視点では、米ドル/円の日足における5月29日(木)の陰線(矢印)も重要な存在だ。同日の「スパイクハイ」の陰線が144円台後半~146円台前半のレジスタンスを示し、これから早期に上回れない場合、日足における「三尊天井」のフォーメーションを固め、また下放れをもってさらなる安値打診につながる、と推測できる。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 半面、同フォーメーションにおける「ネックライン」、すなわちサポートゾーンが維持される限り、性急な判断や行動を避けたい。このようなプライスアクションやフォーメーションの視点は、我々のみが知っているわけではないから、マーケットより先走りしてはいけない。

 言ってみれば、米ドル安を規定路線とみるのはまったく問題ないが、次なるブレイクが確認されるまで、なお慎重なスタンスを持つことも大事だ。相場の心は秋の空、いつ変わってもおかしくないから、慢心は禁物だ。

英ポンド/米ドルは2022年2月以来の高値を更新。オシレーター系指標に「過熱感」がみられないのは、今後の上昇を示唆?それとも…

 昨日(6月5日)、英ポンド/米ドルはいったん2022年2月以来の高値を更新し、米ドル安のトレンドが維持されていることを示唆した。

英ポンド/米ドル 日足
英ポンド/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 半面、今晩(6月5日)の米雇用統計を待っている間、目先、積極的な高値追いがあまり見られず、高値更新している割には、RSIなどオシレーター系指標がいわゆる「買われすぎゾーン」に到達していないことが気になる。

 巷では、オシレーター系指標の「買われすぎ」のサインがあれば、いったん頭打ちのサインとして受け止めるべきだ、といった解釈が多く、逆に今のような状況では過熱感がなく、これから高値追いの市況になると予想しがちだ。

 このような解釈や見方は必ずしも間違いではないが、実戦において偏った側面があると言わざるを得ない。

 言ってみれば、本当に強いトレンドの進行があれば、必ずと言っていいほどオシレーター系指標が揃って「買われすぎ」のサインを点灯し、またいわゆる「過熱感」が伴うものだから、現時点で英ポンド/米ドルの日足で観察されているような市況は、実は過熱感がみられていないからこそ、高値追いを躊躇する、といった見方もある。

 要するに、大分、高値更新しているにもかかわらず、「買われすぎ」でないから、これから大幅な上昇余地ありといった解釈ができる一方、「買われすぎ」でないからこそ、強い変動自体が変わらなくても、いったん調整しやすい局面にある、という解釈もできる。

 今のところ、前者の見方、つまりこれから大幅な上昇余地あり、という「正統派」の見方に軍配が上がるが、今晩(6月6日)の米雇用統計次第では、後者の可能性も切り捨てられない。市況はいかに。

おすすめFX会社
link

ザイFX!限定で3000円!

セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]

マーケット情報充実!今ならザイFX!限定3000円がもらえるキャンペーン中!

link

ザイFX!限定で最大10000円!

トレイダーズ証券[みんなのFX]

最短当日取引可能!ザイFX!限定キャンペーン実施中のみんなのFX!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トレーディングビュー記事 バイナリーオプション比較 ザイ投資戦略メルマガ
トレーディングビュー記事 バイナリーオプション比較 ザイ投資戦略メルマガ
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る
キャンペーンおすすめ10